前回も少し書きましたが、2級建築士試験の製図試験は、学科試験が終わってから準備を始めることになります。

理想を言えばもっと事前に準備を始めれば良いのでしょう。

でも実際は、学科試験対策で精一杯ということになるはずですから、やはり学科試験後ということになってしまいます。

■製図試験の概要
まずはここで「製図試験ってどんなものなのか」について書いておきます。通常の資格試験にはあまりないですからね。

製図試験というのは毎年与えられた条件に適した建築の図面を、鉛筆を使って自分の手で作図する試験なんです。

CADが当たり前になったこの時代でも、やっぱり相変わらずの手描き試験になっています。

とは言っても、CADにはたくさんの種類がありますから、どれかひとつのCADで試験をする訳にはいかないのでしょうけど。

2級建築士試験の場合、大抵は木造建築物を作図することになりますが、これは年によって違うので事前に調べる必要があります。

ちなみに平成20年度の課題は「高齢者の集う趣味(絵手紙)室のある二世帯住宅(木造2階建)」でした。

こうしたテーマをまずは与えられ、敷地や周辺道路や必要な部屋の条件などは試験が始まってようやく知ることが出来る。

つまり、当日にならなければどんな図面を完成させなければならないかは分からないんですね。
そして時間は午前11時30分から午後4時までの4時間30分。

短期間で与えられた条件を満たした図面を完成させる。そんな能力が求められる試験です。

ちなみに完成させる図面に求められているのは「きちんと条件を満たしているかどうか」であって、デザインセンスなどは必要ありません。

自動車免許を取得する為の実技試験で、サーキットを速く走ることではなく安全運転が求められているのと同じ話ですね。

■用意しておくもの
自分の手で図面を作図する訳ですから、それなりの道具を用意しておく必要があります。

具体的には以下のようなものが必要です。

・A2サイズの平行定規(ドラフターは不可)
・テンプレート(便器などのテンプレは不可)
・計算機
・シャープペンシル
・消しゴム(電動は不可)
・字消し板
・勾配定規

この試験の為だけにしか使わないA2板の平行定規…私も持っていますが、早く手放したいものです。
製図試験の概要はこんな感じですが、次回は独学で製図を勉強する際の注意点などを書いてみます。