前回は2級建築士試験を受験するための「受験申込書」を受け取る、というところまで書きました。

申込書を受け取ったら当然持ち帰って記入する訳ですが、これらは特に問題ないので特に書くこともありません。

その後は受験手数料を振り込んで、振り込み完了の控えを申込書に添付すれば書類としては完成です。
で、その書類を今度は提出しにいく訳です。

■申込書の提出
2級建築士の受験申込書を提出する期間は1週間ほどありますが、最終日は特に混雑しますので、出来れば早めに行ってしまいましょう。

最終日の時間ギリギリに行って書類に不備があった場合、もう間に合わないという最悪のケースもありますから。

私は例によって会社に遅刻することを伝えておき、朝一番で申込書の提出を済ませるつもりでした。
でも、大体皆が考えることは同じみたいで、9時ちょっと過ぎに到着した会場はかなり人がたくさんいました。

まあ誰もいないとは思っていなかったので、これくらいの混雑は問題ないでしょう。ということで、列の最後尾に並ぶことにします。

私が受験申込書を提出した際には、具体的な手続きは以下のような感じで流れていきました。

①並ぶ
②書類内容のチェック
③OKが出たら別の窓口へ
④受験番号を押印され、受験票を受け取る
⑤終わり

書類に不備さえなければ、並んで待っている時間を含めても30分程度で終わるはずです。
ただ、②の書類チェックはかなり緊張しました。

打合せに使うような長机を並べ、そこに10人くらい担当の方が座っています。
列は結構長かったんですけど、担当が多いせいか意外に列は順調に進んでいきます。

で、並んでいると手続きしている人を見てしまうのですが、見ていると時々「あー、これじゃダメだよ」とか言われている人がいたりします。

そんな状況を見ると、ますます緊張してくるんですよね。

書類の不備なら修正すれば済む話なんですけど、どこかに足りない資料を取りに行くとかなるとキツイです。
不足している書類はないと思ってはいますが、どうしても不安になってきます。

こういう時に見る担当の方は、全員怖そうな人に見えてくるから不思議。
そしてとうとう私の番がやってきたので、「お願いします」などと言いながら書類を渡しました。

■質問されることも
私の場合、実務経験7年という受験資格で申し込みをしていましたが、心配していたのはそこなんです。

「実務経験には含まない業務」というのがあるので、そこは多分確認されるだろうな…と思ってました。
で、案の定担当者から質問をされました。

「この○○っていう現場では、具体的にどんなことをしてましたか?」
別に嘘を書いている訳ではないので緊張する必要はないんですけど、それでもやっぱり緊張しますよね。

車を運転している時、特に何も違反してないのにパトカーを見かけてドキッとする心境に似てるかも知れません。

とは言いながらも、そのまま業務を正直に、そして分かりやすいように説明するしかありません。

「分かりました。じゃ、次はあっちに書類を持っていって」

そう言われた時は、かなりホッとしたことを良く覚えています。
こうした手続きは面倒ですし、普段やらないことばかりなので疲れます。

でも、この手続きさえ終えてしまえば、あとはもう勉強をするだけ。やることはもうそれしかありません。
残り時間も少しずつ減ってきていたので、これから勉強のピッチを上げて行かなくては。

かなり疲れた状態で職場に向かいながら、わたしはぼんやりとそんなことを考えていました。