ようやく二級建築士試験の学科が終わり、基準点を超えていることを確認した私は、すぐさま製図試験の準備に取りかかりました。

自己採点をしたのは、翌日から製図試験の勉強に入る為。
…と言いたいところでしたが、残念ながらそこまで理想的なことは出来ませんでした。

半年近く勉強漬けの日々を送った訳ですから、少しは羽根を伸ばさないと頭が煮詰まっちゃいますよね。
という訳で、私は少しの間二級建築士試験の事を考えないで過ごすことにしたんです。

少しは良いよね?

■制約のない日々
毎日毎日参考書と共に過ごした私にとって、そうした制約のない日常は何とも言えない最高の日々でした。
…表現が稚拙でスミマセン。

以前テレビに出演していたボクサーが、キツイ減量を乗り越えて試合を終えたあとの心境について、こんなことを言ってました。

水を飲んでも美味しく感じる…

私の場合はボクサー程ハードにやってないとは思いますけど、それでも持てる力をかなりの割合で注ぎ込みました。

だから、このボクサーの言葉は本当によく分かります。
勉強漬けの日々から解放されて、仕事から帰ってきても机に向かわなくて済む生活。

半年前なら当たり前だったのに、それが今となってはとんでもなく貴重な時間という感じなんです。
普段はほとんど見ないテレビも、この時ばかりは楽しく見る事が出来ます。

内容が全くないバラエティー番組とかをボーっと見るとか、今までならあり得ないことなんですけど、それが今は楽しい。

そんな楽しい時間を過ごせたのは、やっぱり今まで色々と我慢をしてきたからなんでしょうね。
これこそが「やる時はやる、休む時は休む」なんだと思ってました。

二級建築士試験とはあまり関係ありませんけど、これは私が仕事をする時のモットーなんですよね。
このモットーの正しさを二級建築士試験の勉強で証明することが出来た、というのもまた嬉しいことでした。

もちろんそんな日々をこれから毎日過ごせる訳じゃないことは、私自身もよく理解していました。
なにしろまだ二級建築士試験はまだ半分しか終わってませんから。

だから私は時間制限を設けました。

私は製図試験の勉強(もちろん試験本番にも)に使う為の製図板を、学科試験当日の夜に注文していました。
A2サイズの平行定規ですね。これについては後で詳しく書くつもりなので、ここでは省略。

注文した商品が届くまでは実際に製図板を使った製図が出来ないので、それまでは少しだけのんびりしよう。
そんなことを考えていたんですね。

確か楽天かアマゾンで注文をしていて、2~3日で製図板が自宅に届くことになっていました。
学科試験の勉強をした時にも、注文した参考書が届く前までは束の間の休息を楽しみました。

だから、今回も同じように商品が届くまでは休むことにしたんです。
何事もメリハリが大事、というつもりで。