二級建築士の製図試験対策をする前に、束の間の休息を。

製図の勉強に必要不可欠な平行定規が届くまでは、そんな思いで休日を満喫していました。
もちろん休日とは言っても、きちんと仕事はしていましたが…

何日か後には自宅に平行定規が届いたので、これで準備万端!すぐにでも製図試験の勉強を始めることが出来ます。

…というあたりで、私は思いがけない問題に直面しました。

■なかなかエンジンがかからない…
二級建築士試験の学科対策で、半年近く勉強漬けの日々を送ってきた私は、少しの間だけ体を休めようと思ってました。

でも、いざ平行定規が届いて「さて、勉強を再開するか」ってなった時に、私はその考えが甘かったことを知ることになります。

遅すぎですけど…では何が甘かったのか。

休みに慣れてしまい、体が机に向かないんです。

さて、二級建築士試験の勉強をするか…という感じで机に向かっても、全然集中して勉強することが出来ません。

確かに製図試験対策は特殊なので、最初に何をすれば良いのかがわかりにくいです。
特に独学で挑戦する場合には、本当に手探りで進んで行かなければならないところが多いとは思います。

でも、それにしても集中出来ない。
勉強を再開しようとした私は、自分の中でスイッチがなかなか切り替わらない状態にとまどいました。

半年以上も毎日机に向かって勉強をしてきた習慣が、3日くらいのんびりしたくらいで崩れてしまった。
信じられない話でしたが、現実にそれが起こったんですね。

今思い返せばそうやって分析みたいなことも出来ますが、当時は何がなんだか良く分かりませんでした。

今までずっと良いペースで車を走らせてきて、一度エンジンを止めて休憩をしたら、その後どうしてもエンジンがかからない。

車でたとえるとそんな感じでした。
無理矢理机に向かっても、全然集中することが出来ずに時間だけが過ぎていきます。

さすがにこれは焦りました。
多分、休息がどんなに楽しくて楽なのかを知ってしまったんですね。

さらに、これから進んでいくはずの、二級建築士試験の為に勉強する日々がどんな感じなのかも知っている。
なかなか勉強漬けの日々に戻れなかったのは、おそらくそんな心理が働いたからなんでしょうね。

人間ってやつは自分で意識して進んでいかないと、必ず楽な方楽な方に流されていく性質があります。
なぜならその方が苦しくないから。

当時の私も、束の間の休息というオアシスを見つけてしまい、苦しくて疲れる勉強から目をそらしてたんですね。

そんな状態でもがきながら、ただただ時間だけが過ぎていく毎日。
何か少しでも勉強しない理由があると、それを言い訳にして、喜んで休んでいる自分がいます。

「出来ない理由」なんて探せばすぐに、そしていくらでも見つけることが出来ます。
今日は仕事が忙しかったから、少し体調が悪いから、出かける用事があるから、などなど。

情けない話ではありますけど、実際に私は学科試験を境にして、本当にぐうたらしてしまったんですね。