今回は1級建築士試験を受験する為の資格について、確認の意味も込めて説明をしておきたいと思います。
当然願書に記入する内容ですから、自分がどの条件に当てはまるのかを事前に確認しておきましょう。
■1級建築士試験の受験資格
1級建築士の試験を受験する為には、自分の経歴が以下のいずれかに該当しなければなりません。
誰でも受験することが出来る訳ではないというのは2級建築士と同じですが、当然条件は2級よりも厳しいものになっています。
(1) 大学(旧制大学を含む)の建築課程・土木課程卒業者
→ 建築に関する実務経験2年以上
(2) 3年制短期大学(夜間部を除く)の建築課程・土木課程卒業者
→ 建築に関する実務経験3年以上
(3) 2年制短期大学の建築課程・土木課程卒業者
→ 建築に関する実務経験4年以上
(4) 高等専門学校(旧制専門学校を含む)の建築課程・土木課程卒業者
→ 建築に関する実務経験4年以上
(5)2級建築士
→ 建築に関する実務経験4年以上
(6)建築設備士
→ 建築に関する実務経験4年以上
(7)その他国土交通大臣が特に認める方
■道は様々
人によって様々な経歴があるので、「どれが多い」などという話はあまり意味がありませんが、過去のデータではやはり(1)の方が多いです。
私の場合は(5)になりますが、こちらも2008年の試験では合格者の20%を占めていました。
もちろんこれらの経歴によって何かが変わる訳ではありませんから、ここでは条件をきちんと満たしているかだけを確認しておきましょう。
ちなみにこの「受験資格」については、2009年からの試験制度見直しによる変更はありません。