1級建築士試験の流れ
さて、今回は1級建築士試験の大まかなスケジュールについて確認をしてみましょうか。
1級建築士試験は「一夜漬け」で何とかなるような試験ではありませんから、スケジュールを組んで計画的に進めましょう。
■大まかなスケジュール
1級建築士試験のスケジュールは、学科試験と製図試験が日曜日に行われる関係で、毎年微妙に違います。
とは言っても、何月のどれくらいに実施されるかくらいは例年のデータで予測することが出来ます。
財団法人 建築技術教育普及センター
上記リンク先で例年4月くらいには具体的なスケジュールが発表されますが、それまでは前年の例に沿って大まかな予定を掴んでおきましょう。
特に、学科試験まであとどれくらい時間が残っているのか。
これをしっかりと掴んでおき、合格の為のしっかりとした勉強計画を立てておく必要があります。
・4月上旬 試験スケジュールの詳細発表
・5月上旬 受験申込書の配布
・5月中旬 受験申込受付
・7月下旬 学科試験
・9月上旬 学科試験合格発表
・10月中旬 製図試験
・12月中旬 製図試験合格発表
・翌1月 建築士免許受け取り
簡単ではありますが、1級建築士試験はこんな感じに進行していきます。
特に願書などの事務手続きは割と早めにありますので、申し込みを忘れないようにしておきましょう。
■勉強の開始時期について
具体的な話として、1級建築士試験の勉強をどの時期から始めれば間に合うのか、という部分について考えてみます。
まずは当面の目標である「7月下旬の学科試験」に向けて勉強を開始することになると思います。
今年学科から受験をされる方ならば、とりあえず製図試験のことは考えず学科試験に1点集中をお勧めします。
製図試験は学科試験に合格しない限り受験出来ませんから、あまり先走っても意味がないということです。
で、どれくらい前から勉強を始めれば良いのかですが、これは年明けくらいからと考えておけば良いと思います。
もちろん先に始めるに越したことはありません。
でも、あまりにも長時間にわたって勉強をやり続けると、終盤に疲れてしまう可能性が高いです。
そうならない為に、「集中するのに適切な期間」を決めておきたいところです。
そしてタイミング的にも「年明け」が最も勉強を始めやすい。
どうせ1級建築士試験の為には勉強をしなければならないので、どうせなら効率よく進めたいものです。
年明けからの勉強開始をお勧めするのは、そんな理由からなんです。