さて…ここでは主に2級建築士試験の概要についての説明をしていきますが、まずは受験資格についてです。
2級建築士試験を受験しようと考えている方ならば、まず間違いなく受験資格は満たしているとは思いますが、念のために確認をしてみましょう。
■2級建築士試験の受験資格
2級建築士の試験を受験する為には、これから書く項目のいずれかに該当していなければなりません。
つまり、誰でも受験することが出来る訳ではない、ということです。
(1) 大学又は高等専門学校の建築課程卒業者
→ 建築に関する実務経験0年(必要なし)
※ 大学は旧制大学、短期大学を含む
高等専門学校は旧制専門学校を含む
(2) 大学又は高等専門学校の土木課程卒業者
→ 建築に関する実務経験1年以上
※ 大学は旧制大学、短期大学を含む
高等専門学校は旧制専門学校を含む
(3) 高等学校(旧制中等学校を含む)の建築課程・土木課程卒業者
→ 建築に関する実務経験3年以上
(4)建築に関する学歴のない方
→ 建築に関する実務経験7年以上
(5)その他都道府県知事が特に認める方
■一般的なパターン
2級建築士を受験する為に必要な学歴と、それにプラスする実務経験年数は上記のようになっています。
大抵の方は(1)か(3)ではないかと思いますが、私のように(4)の方もいらっしゃるでしょう。
ちなみに建築に関する実務経験の年数は、基本的に学科試験日の前日までをカウントします。
毎年7月の1週目に学科試験がありますから、そこまでで実務経験年数をクリアしていれば問題ありません。
実務経験については願書に詳しく記入する欄がありますので、今の内に自分で整理をしておくことをお勧めします。