2級建築士試験を独学で、特に製図試験を独学でやるのはかなりの挑戦ですが、不可能なことではない。
それを伝えたい為に、当ブログでは私の経験談を色々と書いています。

ただし何度も書いていますが、私が選んだ道がベストだと言うつもりは全くありません。

どんな勉強方法があって、どれが自分に合っているかどうか。これをまずはじっくりと検討し、納得のいくやり方で挑戦して欲しい。

そんなことを思っています。

■製図試験が終わったら
製図試験が終わったら、今年の2級建築士試験は全て終わりです。

願書提出や学科試験など、色々とやるべき事が多くて大変だったと思いますが、とりあえずはこれで一段落です。
本当にお疲れ様でした。

製図試験が終わった後の「もうこれで勉強から解放される」という何とも言えない感覚を、私は未だによく覚えています。

全力で努力したからこそ味わえるこの感覚を、これから受験される方にもぜひ味わって欲しいです。
私の場合、ずっと欲しくて買うのを我慢していた物を「御褒美」として自分に買いました。

そうした「目の前にぶら下げるニンジン」が良いかどうかは人それぞれだと思いますが、頑張る為にはそういうのもアリだと私は思います。

■合格までの時間
2級建築士の製図試験は例年9月の中旬に行われ、合格発表は12月の上旬くらいになっています。
その間2ヶ月と少し。

製図試験の手応えが悪かった、あるいは図面を完成させることが出来なかった方は、合格発表を待たずに不合格だと思っているかも知れません。

でもとりあえず、次回に向けての勉強はまだ必要ないと思います。
もし今回の試験が残念な結果になったとしても、製図試験まで進んだのであれば次回の学科試験は免除です。

あとは製図試験に集中するだけですから、ひとまず年内はゆっくりと羽を伸ばしても良いのではないかと思っています。

私が1級建築士試験の学科試験でダメだった際に、資格スクールの担当者はこう言いました。
「もう皆さん来年の学科試験に向けて勉強を始めていますよ」

1級建築士の学科試験は9月上旬に合格発表がされ、その時に資格スクールの担当者からかかってきた電話での言葉です。

9月から来年の7月末まで学科の勉強か…

本当に「皆さん」がやっているかどうかは分かりませんが、少なくとも私はそこまでやる必要性を感じませんでした。

大事なのはメリハリです。

やるべき時には集中して打ち込むし、休むときはそのことを全然考えずに過ごす。それで良いんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。

もし製図試験で「ダメだった…」と思っても、年内くらいは休息をして年明けから製図の勉強をしても充分間に合います。

そもそも来年のテーマはまだ発表されてないですから。

■合格してから
もし製図試験に合格していたら、これで晴れて2級建築士の免許を受け取ることが出来ます。

と言っても、正式に免許を受け取るまでには少し時間がかかりますが、今までかけてきた時間に比べれば大したことはありません。

確か年明けくらいには2級建築士の免許を手にすることが出来るはずです。
これで2級建築士試験の概要は終わりますが、今度は1級建築士の免許が欲しくなってくるかも知れません。

その時の為に、今回自分がどんなやり方で合格までたどり着いたのか、その経験をよく覚えておきましょう。
もしかしたら近いうちにもう一度それを経験するかも知れませんから…