2級建築士試験を受験する為には、当然ではありますが「受験しますよ」という申し込みをしなくてはいけません。
今回はそのあたりの具体的な内容を、私の経験とあわせてお話ししていこうと思います。
■実際にやること
2級建築士試験を受験するにあたり、実際に自分で動かなければならないことはそれほど多くありません。
①受験申込書の受け取り
②内容を記入
③受験料の支払い
④受験申込書の提出
こんな感じでしょうか。
実際は申込書を受け取って自宅で記入して、提出する前に支払いを済ませてから提出、みたいな流れになると思います。
なので、実際に足を運ぶのは2回が一般的ですね。
もちろんその場で内容を記入すれば1回で済みますし、実際やっている方もいますけど、これは結構大変そうです。
私は受け取りの場所がそれほど遠くなかったこともあって、2回足を運ぶことにしました。
■受け取りの際の注意
そんな訳で、私は仕事に少し遅れると連絡をしておいて、受験申込書を受け取りに行くことにしました。
9時前に行っても受け取りが出来ないので、当然自宅を出る時間はかなり遅め。これが結構嬉しかったりします。
「建築士試験の申込書を取りに行きます」と言えば、大抵の会社では無条件で「そうか」となります。
そんな訳で、大手を振って遅刻できる数少ない機会でもあるので、いつもより余分に遅く出発しました。
事前に場所を調べていたので、特に問題なく目的地付近に到着したのですが、何か周囲が騒がしいんですよね。
何となく違和感を感じながら歩いていると、交差点に立っていた女性から突然声を掛けられました。
「2級建築士の試験を受験されるかたですよね?」って。
無防備なところに突然話しかけられた私は、思わず「そうです」と答えてしまいます。
「建築士試験を受験される方に、今これを書いてもらってるんですよ」
そう言いながら、その女性はクリップボードにとめられたアンケート用紙を私に差し出しました。
ここまでは完全に相手のペースです。
この人は2級建築士試験の関係者なんだ…私は間抜けなことに、そんなことをぼんやりと考えていました。
で、結局は最後まで相手のペースにはまってしまい、そのままアンケート用紙に個人情報を書いてしまいます。
書き終わって話を聞いているうちに、ようやくその考えが間違っていたことを悟ります。かなり遅いです。
要するに「資格スクールを利用しませんか」という話なんですよね。せっかくの申し出ですが、丁重に断ったことは言うまでもありません。
話が終わり、アンケート記入のお礼として受け取った冊子には「総合資格学院」って書いてありました。
こうして私は、総合資格学院の顧客リストに「これから2級建築士試験を受験する人」として名を連ねることになりました。
まあそれ自体は別に悪いことではないんですけど、それから何度もお誘いの電話をもらうことになりました…
私は必要のないものにお金を掛ける気はないですし、断るときははっきりと「必要ないのでいりません」と言います。
ですが、なかなか断ることが出来ない方などは、ちょっと気をつけた方が良いかと思います。
(補足)
それから5年後に1級建築士試験を受験した際には、交差点で待ちかまえている資格スクールの女性はいませんでした。
「あれ?最近はいないのか…」と思いながら、申込書を受け取る建物に入りエレベータに乗り込んだんですよね。
そして目的のフロアでエレベータの扉が開くと、エレベータホールにちゃんといましたよ。しっかり机も用意して。
なので、最近のパターンは少し違うのかもしれません。
が、いずれにしても何らかの形で関わってきますので、善し悪しは別にして心の準備だけはしておくことをおすすめします。
(補足おわり)