ちょっと脱線して「2級建築士試験の勉強にかける時間と効率」などについて、割と偉そうなことを書いてしまいました。

でもこれ、書くのは簡単なんですけど、実際に実践するのは非常に難しいことなんですよね。

偉そうに書いていますが、私もやはり完璧に実行出来た訳ではなくて、かけた時間に満足することがかなりありましたから。

ただし前回も書きましたが、たまにそうした失敗をしたとしても、基本方針を「短期集中で効率よく」に置くことは絶対に間違いじゃないです。

基本方針がそれほど間違ってなければ、時々脱線したとしても目指す方向には進むことが出来ますから。

■○×問題集2周目
そんな感じで失敗もしつつ問題集を終えた訳ですが、次にやったのはまた同じ問題集でした。

2級建築士試験の学科は「計画」「法規」「構造」「施工」の4つで、問題集もその順番で進めていきました。
そうすると最初にやった「計画」は、解いてからある程度の時間が経っていることになる訳です。

でもそれが好都合で、もう一度同じ問題を解いていき、どれだけ理解が進んでいるかを確かめることにしたんです。

その結果、2周目は1周目よりも早く終わりました。

なぜ早かったかというと、意外に内容を覚えていた為に、間違っていたところの復習があまりなかったからです。

こうした結果もあって、2周目を終えた時にはかなりの手応えを感じることが出来ました。
これなら勝負になるんじゃないか、って。

■それでも心配事は尽きない
1周目と違ってかなりスムーズに進んだ2周目。

これにかなりの手応えを感じたことは事実ですが、それでも手放しで喜ぶことは出来ませんでした。
問題の意味を本当に理解していなくて、実際は問題と結果を覚えてるだけなんじゃないか…

つまり「前回この問題は確か○だったから」とか、そうした理由で答えを出すようになったかも。
そんな気がして仕方がありません。

そう思ってしまうので、答えが×の問題などでは必ず「×と答える根拠と正解」を書くようにしていました。
でも○の時は問題文が正解なので、何も書くことはありません。

問題を読んでいき「特に間違ったことは書いてないから○か」となるので、本当に理解出来ているのかを確かめることが出来ないんですよね。

いっそのこと、全部回答が×の問題集があればいいのに…と思ったこともありましたが、それはそれで問題がありそうな気が。

そんな悩みはありましたが、だからといって他に打つ手は見当たりません。
なので、100%の確信をもてないまま○×問題集の3周目に取りかかることにしました。

このあたりの悩みを誰かに相談出来ない。

独学で大丈夫だと信じて進んできた訳ですが、こうした状況が不利なんだな…と、この時初めて思い知らされました。

スクールに通っていれば、「この問題集をやって講義に出れば大丈夫」という思いがあるはずですから、その違いは大きいです。

まあ実際にスクールに通った訳ではないので、公正な比較をすることは出来ないんですけどね。
もしかしたらスクールに通っていたとしても、こうした不安からは逃れられないのかも知れませんから。