さてさて。
二級建築士試験の後半、学科III「構造」と学科IV「施工」がいよいよ始まりました。

前回も少し書きましたが、私はこの時点でかなり気持に余裕をもったまま試験に突入しました。
良い書き方をすれば、ですが。

逆に言えば「気を抜いたまま」ということになる訳で、やっぱりもう少し緊張感を持った方が良かったと今では思ってます。

■二級建築士試験 学科ⅠⅠⅠ「構造」
まず私は順番通り、学科III「構造」に取りかかりました。
この「構造」は大きく分けると…

①構造力学
②その他の問題

という感じになります。

ちょっと大雑把すぎかも…ですが、根本的に違うやり方をするということで分ければこうなるはずです。

①の「構造力学」というのは、5択問題でありながら自分で計算をする必要があって、難しい問題は本当に難しいです。

ん?そんなこと当たり前か…

他の学科では、違っている選択肢をひとつずつ除外していって最後に正解が残る、というやり方が出来ます。
でも、構造力学の場合はこれが出来ない。

基本的な考え方を理解していないと出来ない計算をして、自分で出した回答の選択肢番号を選ぶ、というやり方しか出来ません。

もしかしたらそうしたテクニックのようなものがあるのかも知れませんが、少なくとも私はそうしたやり方を知らないので…

だからしっかりと内容を理解していない場合、全く手も足も出ないということになってしまいます。
そして、出題される問題は結構難しい。

しっかりと内容を理解しているつもりでも、その応用問題みたいなものが出てくると分からないことが結構あります。

過去問題をやっている時には、いつもそんな感じで苦戦をしました。

要するに完全に理解出来てない訳ですが、もう現役を離れて何年も経っている身としては、これがなかなか難しいんですよね。

逆にすんなりと考え方が理解出来る方であれば、この「構造力学」はオイシイ問題だと思いますが…
まあ少々偏見も入っていますが、これが得意な人は本当に少数派なのではないかと思います。

これが「構造力学」、いきなり手強いです。

そして②の「その他の問題」ですが、こちらは他の学科の一般的な問題と同じようなパターンになっています。
つまり「誤っている選択肢はどれか」を選んでいくパターン。

こちらは「特別難しくて理解出来ない」というのがありませんが、その替わりに暗記が必要になってきます。

用語などをきっちりと覚えなければならない、というところも他の学科と同じで、こちらも他の学科と同じく手強いです。

結局どちらも「手強いです」で終わってしまってますが、こんな相手に対してやっぱり気を抜いてる場合じゃないんですよね。

…と、そんな当たり前のことを、私は問題用紙に目を通す時まですっかり忘れていました。
今考えても、これは本当に危なかった…