割と楽なんじゃないか…
そんなイメージを持ちながら、私は二級建築士試験最後の学科「施工」に取りかりました。

あんまり余裕を持ちすぎるのは、今までの経験上あまり良いことがないんですけども。
さて、今回はどうなることやら。

■まずまずの内容
ちょっと引っ張るような感じで書いてしまいましたけど、別にそれほど凄い内容でもないので結論から先に。

割と安心感のあった学科IV「施工」は、やはり思った通り比較的スムーズに問題を解いていくことが出来ました。

油断とかそういうことはあまりなくて、適度な緊張感をもちつつ、サクサクと進んでいったという感じです。
もちろん時々自信のない問題はありましたから、25問中25点だという感じではありませんでしたが…

それでも、最低でも合格ラインには達しているんじゃないか、という手応えはありました。
これには正直かなりホッとしました。

そして最後の問題の回答をマークシートに書き込んだ時、本当に何とも言えないような気持ちがこみ上げてきます。

これでやっと終わった…
そんな達成感を感じ、それと同時に開放感を感じていたのでしょう。

まあまだ試験は終わってないですし、解答欄の再確認がばっちり残っている訳ですけど。
それでも、一通りの学科すべての解答欄に、しっかり自分で納得がいく解答をすることが出来た。

これは私の中ではかなりうれしいことでした。

私は独学で半年近く、ずっと「こんな勉強で良いのかな…」という疑問と不安を抱きながら勉強してきました。
これが独学で挑むところのつらいところなんですけど、今その疑問に対する答えがやっと出た訳です。

独学で勉強をしても、すべての学科の解答欄に自分の納得する解答をきちんと記入出来る。
そんなうれしい答えが。

そして、明日はもう勉強をしなくてイイ。
そういう思いがあったからこその開放感も感じていました。

まあこの「開放感」は結構やっかいなもので、後々これで苦労することになる訳ですけど…
でもまだ今はそんなことを知らないので、ただただその開放感に浸ることが出来たんですね。

もちろんこんなことを思うくらいですから、残り時間にはかなりの余裕がありました。
学科IV「施工」全25問を、確か1時間かけなかったくらいのペースだったと記憶しています。

時間に関しては、他の人の様子などを見ても、学科II「法規」以外は割と余裕がある感じでしたね。
後は最後の見直しが残っていたので、しっかりと時間をかけて見直しをやっていきました。

構造力学はきちんと自分の考え方が解答に反映されているか、マークシートの記入間違いはないか。
そうした部分をじっくりと見直して(ちなみにマーク間違いは1ヶ所ありました)いきます。

時間をかけた見直しが終わり、なお20分以上時間が残っているという状態で、ようやく学科試験が終わったという感じです。