二級建築士試験の「法規」について、かなり長いこと色々と書いてしまいました。
ちょっと長いかも…と、書いてる自分でもそう思いました。

でも逆に考えると、それだけ普通の学科とは違う部分があって気を付けたい部分が多い、ということなんですよね。

法規に関する色々な話は多分今回で終わりなので、どうか最後までおつきあい頂ければと思います。

ということで今回は、二級建築士試験の法規で少しでも時間をかけないようにするやり方について書いてみます。

…と言っても、驚くような裏技とかではないんですけど。

■具体的な回答方法
今まで何回かに分けて書いてきたことを要約してみると…

法規は時間が足りなくなる

ということです。多分これは私だけではないはず。
だからこそ法令集を引く訓練をしたり、出来るだけ「計画」を早く終わらせたりが必要になってくる訳です。

以前にも計算をしましたが、計画を40分、最後の確認を15分とったとして、法規にかけられる時間は125分。

一問につき5分で回答をしていかないと、最後はもう何も考えないでマークシーとを適当に塗るだけになります。

それで運良く正解することもありますけど、確率的には5分の1で、回答しないよりはマシくらいの状態です。
もちろんそんな回答を点数の計算に入れる訳にはいきません。

それだけは避けなくちゃ…ということで、今回はその具体的なやり方について書く訳ですが、まあ実際には非常に簡単なことです。

実際の試験では、それぞれの問題を読んでから選択肢が正しいかどうかを法令集で確認していくことになります。

でもその時に…

正解と思われる選択肢を見つけたら、それ以降の選択肢は調べないで次の問題に進む。
裏技でも何でもなくて申し訳ないんですけど、時間切れによる適当な回答を防ぐ方法はたったこれだけです。

これをやると、正解が全て5番目の選択肢でない限り、法令集を引く回数が単純に半分で済みます。
もちろん、このやり方をやっても時間ギリギリになるようなスピードでは苦しいですよ。

正解を見つけたらすぐに次の問題に進んでいって、たっぷりと時間を残して全ての問題が終わる。
そうすると、とりあえず何も問題を読まずに適当な回答をした、ということだけはなくなります。

そのやり方をして余った時間で、今度は法令集を引いてない選択肢について調べていく訳です。

その結果として、最初に選んだ選択肢が正解だと確信するのがベストですけど、中には「あれ、こっちか?」となる場合もあるはずです。

そうなったら改めて詳しく調べていき、本当の正解を目指していきます。

もし仮に全ての問題でそれが出来なかったとしても、ある程度は正解を期待出来る回答をしているので、そのままでOK。

そして時間があるなら再度確認、という感じです。

このやり方では選択肢を全て調べないので、100点満点を狙うことは難しいかも知れません。
でも、ある程度の点数を狙うのであれば、充分に有効なやり方だと私は思っています。

これはあくまでも資格試験です。

渾身の回答でもサラッとした回答でも、合っていれば1点、間違っていれば0点というドライな世界です。

100点満点を目指してタイムアップするよりも、ある程度の出来を目指して全体を網羅する方が得なはず。
なので、これから二級建築士試験を受験される方は、ぜひともこのやり方を試してみて欲しいと思います。