さて。
これでようやく二級建築士試験の学科がすべて終わりました。

試験官の方が解答用紙を回収していき、解答用紙がすべてそろっているかを確認し、ようやくこう言いました。
それではこれで二級建築士試験の学科試験を終了します。

「二級建築士試験を受ける」と決めてから約半年、ひたすら独学で勉強してきた日々もこれで終わりです。

■最後の確認だけはしっかり
ちなみに、ここで余計な話かとは思いつつも、最後の確認をすることについてしつこく書いてみたいと思います。

私自身の情けない実体験とともに…

二級建築士試験の最後に私は、自分の名前と受験番号がきちんと解答用紙に書かれているかを確認しました。
最初にかなり慎重に記入したにも関わらず、です。

その結果として、やっぱり名前と受験番号は間違いなく記入されていることを確認した訳です。
まあ当たり前すぎることをやって、当たり前すぎる結果を確認出来たという感じでしょうか。

でも私は、こうした一見無意味と思うようなことをやらないと、なんだか落ち着かないんです。
それは何故か…答えは単純です。

昔それで失敗してるから…

私が高校3年生の頃、ってもうずいぶん昔の話になりますけど。
大学受験の試験本番、解答用紙に記入する自分の受験番号を書き間違えたことがあるんですよね。

当時も今と同じような状況で、大学の入学試験がようやく終わって開放感に浸っている時でした。

これまた今と同じく、試験官の方が解答用紙をザッと確認している時で、私はもう早く帰りたくて仕方がありませんでした。

でも試験官の方が解答用紙の確認をすると、受験生の方に向き直ってこう言います。
ちょっと受験番号の記入間違いがあったので、あと少しだけ待っていてください、って。

早く教室から出たかった私は、心の中で受験番号の記入間違いをした受験生に文句を言いたくなりました。
大事な受験番号を間違えるなんて、何を考えてるんだか。こっちは早く変えいりたいんだから。

そんな人は多分合格しないんだろうな…とかも思っていたんですけど、次の瞬間そんな考えはすぐに吹き飛ぶことに。

「○○さん、受験番号○○○○○○の○○さん(私の名前)ちょっとこちらまで来てください」

(´゚ω゚):;*.:;ブッ  <私だよ…

こうして私は、大きな教室に受験生がたっぷりと入っている中で、教卓まで行って受験番号を書き直すことになりました。

受験生の大半が「もう帰りたいんだけど…」と思っている中、これはかなり恥ずかしい体験でしたね。
ちなみにその大学の入試には合格することが出来ませんでした。

もちろん受験番号が原因ではないでしょうけど、受験番号の書き間違えを見逃すくらいの出来だった訳ですから、当然といえるかも。

そんな訳で、それから10年以上経った二級建築士試験でも、同じような失敗をしていないかを何度も確認するんです。

こうした緊張感の中では「まさかそんな…」と思うことが起こることもあり得るんです。

なので、これから二級建築士試験を受験される方も、初歩的な部分で失敗しないような慎重さを持つことをおすすめします。