2級建築士試験の為の参考書をネットで注文し、それから2日後くらいには自宅に届いたと記憶しています。
これで準備は整いました。
今からとりあえず学科試験がある7月までは、全力で勉強をしていこうという強い決意でスタートです。
■やり方が分からない
2級建築士試験の参考書が届いたまでは良かったのですが、それを手にして机に向かった時にこう思いました。
「どうやって進めていけば良いのだろうか…」
参考書を最初から読んでいくしかないとは思いつつも、そんなやり方で大丈夫か不安になってきます。
多分、これから覚えなければならないことが多すぎて、何から手を付ければ良いのかが分からなくなっていたのでしょう。
千里の道も一歩から
そんな言葉がありますが、実際はるか彼方(ちょっと大げさかも…)にある「2級建築士」という目標を前に、自分がなにをすれば良いのか。
これに躓いてしまったんですね。
机の前で「うーん…」と唸っていても絶対に解決はしないのですが、その日は結局何も進まずに終わってしまいました。
「今日のところは、とりあえず試験の概要を確認して寝るか…長期戦だからな」とか言いながら。
長期戦だというのは事実ですし、今日1日何もしなかったからと言って合格が遠ざかる訳でもありませんけど、ちょっと情けないですね。
■ようやくスタートを切ったけれど…
もちろん毎日の時間を無駄に使う訳にもいきません。
初日はダメでしたが、翌日からは参考書を最初から読んでいき、ポイントをメモしていくという勉強を開始しました。
でも、私は最初の項目で大きく躓くことになりました。
2級建築士の学科試験は以下のような区分になっています。
・学科Ⅰ 計画
・学科Ⅱ 法規
・学科Ⅲ 構造
・学科Ⅳ 施工
で、参考書を最初からやっていくと、当然のことながら学科Ⅰの計画から勉強が始まります。
学科Ⅰの計画は結構多岐にわたって問題が出ます。
これは、1級建築士試験の「計画」が、「計画」と「環境・設備」の2科目に分かれたことからも良く分かりますよね。
ちなみにこれを書いている2009年初旬現在、2級建築士試験は従来のままで変更はありませんが、将来2級もそうなるかもしれません。
学科Ⅰの多岐にわたるジャンル内で、参考書のトップバッターとして登場したのが「建築史」です。
建築史。もちろん建築士の変換間違いじゃありません。
過去の名建築物や著名な建築家、建築の様式名」など、人の名前や様式名が出題されるジャンルです。
私は理系の勉強が得意だったのですが、逆に人の名前や年代を暗記する「歴史」が大の苦手でした。
なにしろカタカナの名前が全然頭に入らない。
フランク・ロイド・ライト → 帝国ホテル カウフマン邸
ル・コルビジェ →ユニテ・ダビタシオン サヴォア邸
最初に書かれているのが建築家の名前、その後が主な作品です。
メジャーなところだと、主にこんなことを覚えていく訳ですが、感触としては絶望的な感じでした。
最初からこんな状況で大丈夫なんでしょうか…ちょっと不安になってきたことを良く覚えています。