前回までで、私が2級建築士試験の学科対策をどのように進めていったかについては、大体お伝えすることが出来ました。

まずはスケジュールを組んでおき、勉強内容を少しずつステップアップしていった、という感じですね。

人によって色々とやり方はあるかと思いますが、この「教科書」→「○×問題」→「5択問題」の流れはオーソドックスと言えるはずです。

もし2級建築士試験に独学で挑戦する方で「どうやって勉強を進めようか…」と思っているのなら、少しは参考になると思います。

■1日の流れ
2級建築士試験を受験する方は、恐らく結構な割合で仕事を持っているのではないかと思います。
つまり、1日中試験勉強をしている訳にはいかない、ということです。

もちろん学生の方であっても、試験勉強以外にやることがたくさんある訳ですから、条件はそれほど変わらないでしょう。

と言うことで、今回は「いつ2級建築士の試験勉強をするのか」について考えてみます。
…まあ夜にやるしかないんですけども。

一般的なサラリーマンの方は、1日の予定を大雑把に書けばこんな感じになるのではないでしょうか。

7:00 起床(これは通勤時間によります)
8:30 出社
20:00 帰宅(これも残業などによります)
21:00 入浴・食事など
24:00 就寝

非常に大雑把なタイムスケジュールになってしまいましたが、大体はこんな感じではないかと思います。
で、そんな一日の中で2級建築士合格の為の試験勉強をいつやるのか。

先程も少し書きましたが、どう考えても夜にやるしかないですよね。
上記のスケジュールで言えば、21:00~24:00の間、ということになります。

時々「朝早起きして勉強時間にあてる」という方もいますので、生活のリズムを朝型に変えることが出来ればそれもアリですよ。

朝に勉強をすると、当然「7時には家を出なくては…」という時間の制約があるので、勉強の密度が高くなることが多いです。

もちろんボケーッとしたまま時間が来てしまう危険もありますが。

勉強の基本は短時間に集中してやるですから、朝はそれが実行しやすい状況だということに間違いはありません。

これが「朝型」のメリットですから、朝が苦手じゃない方なら一度検討をしてみる価値はあるはずです。

ただ、私の場合は朝早く起きることがどうしても出来なかったので、やはり夜に勉強をするしかありませんでした。

何時に帰宅するのかは仕事の状況によって違いますが、入浴と食事が終わって一休みした後からが本番です。
ただ、夜勉強をする際に危ないのが「睡眠時間を削れば時間がたくさんとれてしまう」という部分です。

これが「夜型」のメリットであり、デメリットでもあります。
時間が多くとれるのは良いことなんですけど、必ずしも内容の濃い時間を過ごせる訳ではない。

「睡眠時間を削る」というのは簡単です。

でも、現実問題として睡眠を取らないと集中力は確実に低下していきますし、下手をすると椅子に座ったまま寝てしまいます。

時間を多く取れるけれど、その日の勉強をどこまででヤメにしておくか。「夜型」の勉強ではそんな線引きが重要になってきます。