前回は「学科Ⅰ」の最初で躓いた話をしましたが、まあ何事も最初はスムーズに進まないものです。
…と言えるのは、試験が無事に終わったから何ですけども。

結局は点につながらなかった5日間を過ごしてしまった訳ですが、ここで少し全体を見渡したスケジュールを確認してみたいと思います。

全体的なスケジュールを考えておかないと、5日間という時間がどれだけ価値があるかが分かりませんから。

■建築史で苦労した結果
2級建築士試験の勉強をどんな感じで進めていくか。
これを考えておかないと、予定通りに勉強が進んでいるのかいないのかが分かりません。

そうすると、間に合いそうもないペースで勉強をしているのに、それを修正しないまま進んでしまう可能性がある訳です。

…とか当たり前のことを書いてしまいましたが、私の場合は級建築士試験勉強の最初で躓いてから、ようやくそれを考え始めました。

本当は最初から大まかな予定を立てれば良かったのですが、その重要性に気がつかずに漠然と進もうとしたんですね。

「時間的な危機感を持つことが出来た」と言う意味では、建築史の項目で苦労をしたことは良かったのかも知れません。

■具体的で大まかな計画
私の場合、勉強を始めたのが1月の初旬でした。

2級建築士試験の学科試験は7月の初旬に行われますから、全体としては6ヶ月という勉強期間があることになります。

与えられた時間が掴めたら、次は「合格する為にやらなければならないこと」を掴むことです。
でもこれを掴むのは、今の段階では結構難しいんですよね。

どうしてかと言うと、「実際どこまで勉強をすれば合格圏内に入るのか」が、まだ勉強を進めていない段階では分からないからです。

だから、とりあえず多めに見積もっておくしかないんです。
私の場合は、参考書を3種類買いましたので、それの使い時もあわせて以下のように考えました。

・1月~3月 解説本を繰り返し学習(3回繰り返す)
・4月~5月 ○×問題を繰り返し解く(これも3回)
・6月~試験 5択問題を時間内で解く(これも3回)

こうして大まかな予定を立ててみると、少しずつ細かい日程が掴めるようになってきます。
3ヶ月で解説本を3回繰り返すということは、1周するまでに1ヶ月の時間があるということです。

学科は計画・法規・構造・施工の4項目あるので、各学科につき1週間という時間が与えられます。

私が使っていた霞ヶ関出版の参考書では、各学科が25項目に分かれていましたので、1日に3~4項目進めば良いことになります。

このようにして出来た細かい予定をベースにして、独学を少しずつ進めていくことになります。

予定が出来るからこそ、それに対して「このままでは間に合わない」とか「順調に進んでる」というような感想が出てくる訳です。

そして、進みが悪いのならもう少し時間を作る努力が必要だということになってきます。

もしくは最初から無謀なスケジュールを組んでしまっていて、スケジュールの見直しが必要なのかも知れません。

私の場合、上記のスケジュールにはかなり無理があったようで、常に「予定よりも遅れている」という状況に悩まされました。

厳しいスケジュールに追われながらやるのがよいのか、出来そうな予定をたててそれを順調に進めるのが良いのか。

これはその人の性格によって様々だとは思います。
私はスケジュールに追われる方が好きなので、ちょっと厳しい予定をたててしまうんですよね。