大まかでも構わないのでスケジュールを立ててみる。

そうすることによって自分がどんな位置にいるのかが分かり、さらに努力が必要なのかが分かる。
前回はそんなことを書きましたが、独学で2級建築士試験を受験したいと思っている方にとって、これは非常に重要なことだと思います。

今回はその続きとして、2級建築士試験の為の参考書をどんな風に活用していったか、私の場合について書いていきます。

■参考書の種類
前回のスケジュールについての話では、市販の参考書を3段階に分けて使っていると書いています。

・1月~3月 解説本を繰り返し学習(3回繰り返す)
・4月~5月 ○×問題を繰り返し解く(これも3回)
・6月~試験 5択問題を時間内で解く(これも3回)

時期や繰り返しの回数は人それぞれかもしれませんけど、参考書を使っていく順番は恐らく人によってあまり変わらないはずです。

私の場合は以下のような感じでしたが、多分オーソドックスなやり方ではないかと思っています。

①解説本の時期
最初は解説本というか、色々と説明やポイントが書かれていて、その分問題が少なめな本に取りかかりました。

こうした解説本をじっくりと読んだりノートに取ったりして、自分の中で理解することを優先させた訳です。
時間があるのなら、書かれている内容を理解しながら自分でノートに写していくのが効果的です。

が、これは時間がかかりすぎるので、私の場合はポイントだけはノートに写し、あとはひたすら読んで理解することに集中しました。

②問題集に進む
解説本を読んで理解が進んできたら、それを本当に理解出来ているかどうかを○×問題で試していくことにしました。

この「○×問題」というところがポイントです。絶対最初は○×形式の問題が良いと私は思ってます。

例えば5択問題を最初からやった場合、「誤りはどれか」を選択する問題で、ちょっと分からない選択肢が出てきたとします。

でも、それ以外の選択肢で該当するものがあれば、その問題はとりあえず正解することが出来る。
この「微妙に分からないけど正解でした」というのは、理解出来ていない分だけとても危ないんです。

そうしたことがないように、まずは○×問題できっちりと理解を深めていくことにしました。

最初は間違ってばかりでショックを受けますけど、どこが間違っているのかを知ることが出来るという意味では効果的です。

また、同じ問題を3回繰り返すというのは、前回間違えた問題が理解出来ているかの確認する為と、理解をより深くするという目的があります。

人によっては3回ではなく2回だったり4回だったりするかも知れませんが、大体3回くらいやれば内容を覚えるはず。

これが最も重要なステップだと私は思います。

③実際の試験形式で
そして最後は実際に2級建築士試験と同じ形式で問題を解いていく。
試験の形式に慣れておくことと、ある程度合格圏内の点数を取ることで自信をつけることが目的です。

○×問題をしっかりと理解しながらやっていれば、5択問題は結構簡単に感じるはずです。
もちろん間違えた問題は「なぜ間違えたか」を確認し、理解してから次に進むことが重要ですが。

私の場合、このステップを予定にそって(遅れがちでしたが…)進めていった結果、かなり点数を取れるようになりました。