さて、前回は二級建築士試験の「法規」について、時間を意識した回答の進め方について簡単に説明をしました。

試験ですから100点満点を目指すのが基本ではありますけど、必ずしも100点でなければダメという訳じゃない。

そのあたりをある程度割り切って、とにかく無難に最低合格点までたどり着くようなやりかたをお勧めします。
で、私の場合はどうだったか。

理想的な話と現実とがあまりにも違っても困るので、本番の二級建築士試験ではどうだったかについても書いておきます。

■ちょっと出来すぎかも
焦らずに、出来るだけ早く。

そういう意識を持ちながら法規に挑んだ私は、残り1時間を残して25問目のマークシートを塗り潰すことが出来ました。

計画に40分かかって、とりあえず法規が終わった時点で残り1時間なので、大体1時間20分で法規を終えたことになります。

いやいや、これはなかなかイイ感じです。

確かに前回書いたとおり、全部の選択肢に対して法令集で確認していない、というのが短時間で終わらせることが出来た理由です。

それにしても、これはちょっと出来すぎかも知れませんね。

法規に関しては、勉強不足ではなく時間不足で合格点に届かない可能性があったので、一番緊張していた学科でした。

その法規で、とりあえずであっても、時間内に満足のいく回答を全て書き入れることが出来た。
これはもう、かなりホッとしたというのが正直な感想で、その時のことを今でも良く覚えています。

もちろんそれで満足する訳にはいきません。
すぐ1問目に戻って自分が書いた回答の再確認をしたり、まだまだやるべき事はたくさんあるんです。

それでもやっぱり大きな心の余裕が出来ていました。

油断するのとは少し違った感じで、非常に大きな安心感を得ることが出来たというか何というか…ちょっと表現が難しいですね。

とりあえずココまできちんと進めたんだから、仮に今試験が終わってもそれなりの点数をとれてるはず。
そんな思いが気持に余裕を生んだのだと思います。

そして…

残り1時間を見直しに使うことが出来た私は、法規の全選択肢について、法令集を引いて確認をすることが出来ました。

これで恐らくは合格点に届いたのではないか。
まだ試験時間中ではありましたけど、そんな手応えを感じることが出来たので、かなり満足でした。

ここまできちんと法令集を引いた結果、半分以上間違えてるというのはちょっと考えられません。
もしそんな状態であれば、それは私の勉強が足りなかったということになるだけですから。

それならもう仕方がない。
そう思えるくらいの手応えを掴むことが出来たので、法規に関してはもう大丈夫だと思いました。

また、時間を意識しながら解いていった計画も、もう一度きちんと考えながら見直すことが出来ました。
なので、こちらもある程度の手応えアリです。

もちろんどちらの学科も「??」となる問題はありました。
でも、それは何問かの話だったので、合格ラインには達してるのではないかと思ったんですね。