不安を抱えながらも勉強を続け、何とか○×問題集を終わらせた私はようやく一般的な5択問題集に手をつけました。
二級建築士試験まであと2ヶ月弱。
長いような気もしますが、実際2ヶ月って結構あっという間に過ぎてしまう期間です。
ここまで来たらもう勉強の方針で迷っている場合ではないので、勢いを付けて進むしかありません。
■ようやく腹が決まる
○×問題を繰り返し解いていた頃は、どうしても「これで良いのか?」という思いが頭から離れませんでした。
でも、ここに来てようやく「このままやり遂げよう」という決心をすることが出来たように思います。
いまさらですけど…
まあ決心が完全につかないよりはマシ、ということで。
その理由は2つありました。
ひとつは残り時間があと僅かになったというやや後ろ向きな理由です。
時間的にもうスクールを検討している場合じゃない、という状況になってようやく迷いが消えたというか…
もうこれしか出来ることないな…という心境に達しました。
もうひとつは、独学で勉強を重ねた結果、二級建築士の学科試験に対する知識が増えたという手応えがあったこと。
費やした時間と労力に対して結果が出たということは、この方向に進むのは間違いではなかった、ということです。
それがある程度の手応えとなって感じられた時、私は心からホッとしたことを覚えています。
ベストの手段かどうかは分からないけど、まるっきりダメなやり方をしている訳ではなかった。
それが分かっただけでも大きな進歩です。
暗闇を手探りで進み続け、ようやくぼんやりとした明かりが見えてきたような気がしたんですね。
もっと早い段階でこうした感触を掴んだ方が良いんですけど、私の場合はこれが本当に遅かった。
でも、一度こうした心境になると、あとは話が早いです。
最初からそうだったんですけど、二級建築士試験合格の為にやることってひとつしかないですから。
■開き直り
こうした「開き直り」は、二級建築士試験を受験しようとしている方にとって必要なことだと思います。
特に、独学で挑む方にとっては。
迷いながらひとつのことに没頭するのは非常に辛いです。少なくとも私の経験ではそうでした。
資格スクールに通っている場合、勉強のプランはプロであるスクールがある程度の方針を示してくれます。
それは今までの経験から作り上げたものであり、効率良くポイントを押さえたプランになっているはずです。
だからそこには不安を感じずに済み、あとは「自分がそのプランをやり遂げられるか」に集中することが出来ます。
でも独学の場合は少し違って、「こんな勉強計画で本当に大丈夫か」の心配をしなくてはならない。
読んでいて細かい違いだと思われるかも知れませんが、この違いはかなり大きいと思います。
これから独学で二級建築士試験に挑戦しようと考えている方なら、そのあたりもしっかりと意識しておくおとをお勧めします。