二級建築士試験の学科試験当日。
長い長い時間と膨大な労力をかけて、ようやく今日という日を迎えることが出来ました。

ちょっと大げさな表現かと思われるかも知れませんが、当時の私はかなりマジメにそんなことを思ってました。

■二級建築士試験会場の雰囲気
二級建築士試験の会場は、私の場合は某国立大学のキャンパスでした。

これは前もって調べていたので(当たり前ですが…)最寄り駅へとスムーズに到着します。
まあここまでは普通ですよね。

しかし駅に着くとすぐに、周囲に異様な雰囲気が漂っていることを感じました。
何かがおかしい。

そんなに大きな駅ではなかったのに、人がやたらと多いですし、なにか大きな声を張り上げている人もいます。
原因はうすうすと感じつつも、ホームの外に出ると…まあやっぱり二級建築士試験が原因でした。

まずは受験をする人が皆この駅で降りるので、とにかく人が多いです。
そして、そんな人たちを案内する資格スクールの担当者。彼らが案内の為に各所で声を出してます。

「二級建築士試験を受験されるかたは…」みたいな感じで。

まあそのおかげで戸惑わずに済むから助かるんですけど、会場に着く前から「試験」の雰囲気をバリバリと漂わせるのは勘弁です。

この最寄り駅から試験会場までは、歩いて15分というところです。
もちろん私はのんびりと歩いていくつもりでしたが、どうやら資格スクールがバスを用意している模様。

当然無料です。

しかもスクール受講生じゃなくても乗って良いらしい。…ま、未来のお客様候補と言うことなんでしょうけど。
このバスに乗ってしまえば、予定していたよりもかなり早く試験会場に着くことが出来そうな感じです。

しかし行き届いたサービスを提供してくること。至れり尽くせりとはまさにこのことですよ。

まあ私は歩きましたが

たかだか15分歩かなくて済む為に、張りつめた表情をした受験生を満載したバスに乗るなんて…
私には絶対に無理です。

歩く為に早く家を出てきたのだし、幸い天気も良かったので、予定通りゆっくりと歩いて試験会場を目指しました。

私と同じく歩いて会場に向かう人もチラホラいましたけど、大体前後に30m離れるくらいの密度です。
途中で何台も資格スクールのバスに追い抜かれましたけど、歩きなんだから当たり前ですよね。

だからバスに抜かれることは特に問題なしで、目的地である試験会場まで特に問題なく歩いていきました。
歩いて行く途中にも資格スクールの人がいる、というのが若干気になったくらいで。

とりあえず何かをくれたようだったので、感謝をしつつもらっておくことにしましたけど。
そんな感じでゆっくりと歩いていき、試験開始までかなり余裕をもって試験会場に着くことが出来ました。